富貴蘭 小野小町

今日は富貴蘭 "小野小町" です。

小さな蕾のままで "花が咲かない" ことから小野小町の俗説に習って名付けられた
ものと思いますが、その蕾が上がってきたのでアップします。

花が咲かないから当然かも知れませんが、六弁花の蕾と比較してもそれは小さく
けして膨らむことなく枯れてしまうという可愛そうな "花" です。



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ところで、「小野小町」といえばこんな話があります。

私の住んでいる町(市)の北西部、隣県との県境に"鞍掛峠"という峠があります。

この峠の云われは、858年第55代文徳天皇の第一皇子惟喬親王(15歳)が、(絶対
的な勢力を誇る) 右大臣藤原良房を外祖父にもつ第四皇子惟仁親王(9ケ月)との皇
位継承の争いに敗れ、追討を逃れるため逃走し、この峠で馬の鞍を外して休憩を
取ったことから名付けられたと言うことです。

惟喬親王はその後、滋賀県の山奥の小野小町ゆかりの地に隠棲していることから
その関係を調べてみました。

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小野小町は後宮として仁明天皇に仕えていた(身分は高くなく13番目の妻か?)
人で、この争いの際は惟喬親王サイドにいたため失脚し、失望の半生を過ごした
ようですが、それでも仁明天皇への忠義から男達の誘いを断り続けたため、いろ
いろな俗説を生んだようです。


今も昔も人間のすることはさして変わらず、権力闘争という大きな渦に巻き込ま
れてしまった小野小町が、失意の半生をどのように過ごしたかと思うと不憫に思
えて仕方ありません。

そして、その名前を貰ったこの富貴蘭がいとおしくなってきました。(笑)

(本当に気の毒なのは9ケ月の赤ちゃんに都を追われた惟喬親王ですが、ここは
固いことは言わずに・・・。)


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by engeikurabu | 2016-07-06 10:15 | 富貴蘭 花 | Trackback | Comments(0)

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